1.コイル抵抗測定
|
|
ドライバーのコイル抵抗を測る時にはディジタルテスターをご使用下さい。
アナログ・テスターを使用すると、その直流電圧によって、振動板が押され、ダイヤフラムが損傷する恐れがあります。
|
2. ドライバーの持ち方
|
|
ドライバーを動かすときには、本体を両手で持って下さい。
一例では、SG-160,SG-370などホーン部分のみを掴んで持ち上げないで下さい。本体重量が重いので、微調整して固定してあるホーンやネジ部を痛めてしまい、最悪音が出なくなる恐れがあります。
また、S-600ホーンなどでは、ネジ部のところでアスファルトにクラックが入り音を悪くしてしまいますので、必ず本体を持って移動させて下さい。
|
3.ドライバー同士を近づけないこと
|
|
磁石が強いので、間に指を挟むと怪我をする恐れがあります。
|
4.パワーアンプのワット数
|
|
ドライバを駆動するアンプには大出力の物を使用しないで下さい。
コイルのワット数が5Wであるので、ショック・ノイズなどで振動板やコイルを痛める可能性があります。
ゴトウユニットのドライバーは能率が高いので、ご家庭での使用では5〜30Wもあれば十分です。
|
5.配線材の線径
|
|
ドライバーの端子への配線の先端部分には、出来るだけ細い柔らかいものをご使用して下さい。
太い線を使いますと、端子部分に無理な力がかかりやすく、端子が根元から回転して内部のボイス・コイルへの導入線を切断する恐れがあります。
一例では、audio technicaのterminatorなどのご使用をお薦めします。
|
6.ドライバーの締め込み
|
|
ホーンのネジ部には少量のグリースを使って軽く閉めるようにして下さい。
他社のホーンなどを取り付けるときに万が一固くなったら、決して締め込まずに直ちに使用を諦めてください。そのまま閉みますと、外れなくなります。 |
7.ドライバーの仮置
|
|
ドライバーを上に向けたまま放置しないようにして下さい。
異物が進入し、故障の原因になります。
特に、ホーンを付けたままの仮置には注意が必要です。 |
8.ホーン付きドライバーの扱い
|
|
ドライバーを付けたまま、ホーンを下向きにして平坦な床などに被せますと、ホーン内の空気圧がスロート部分で圧縮され振動板を破損してしまいます。
ドライバーを付けたまま仮置きする場合には、必ず横向きにするか、やむを得ない場合には、床に本などを置いて、ホーンのフレアと床の間に隙間を作って置くようにして下さい。 |
9.ドライバーの取り付け(ネジ山)
|
|
ドライバーを取り付ける場合には、ネジの最初の山の噛み込み時にネジ山を破損することがあります。
取り付けるときには、出来るだけ台やジグなどを用意し、ネジ山に無理な力が加わらないように最大の注意を払ってください。
特に、ドライバーは重量が重いので、高所の取り付け作業時にはご注意下さい。
|
10.ドライバーの取り付け(ドライバーとホーンのスロート部)
|
|
ドライバーとホーンの取り付け後に、ドライバーとホーンのスロート部に無理な力がかかっていないか注意してください。 |
11.直流電圧の印加
|
|
パワーアンプのスイッチ入り切り時の直流出力電圧に注意して下さい。
数10mV以内にあることを確認し、スイッチ・ノイズが大きい場合には、パワーアンプのメンテナンスが必要です。 |